星の大地に降る涙

劇団・地球ゴージャスのお芝居を見に、赤坂ACTシアターへ行ってきました。
俳優の岸谷五朗寺脇康文が主催している劇団で、たまたまテレビでやっていた公演案内を見て面白そうだな〜と思い行ってみました。




(あらすじ)
武器を持たず平和を愛する少数民のもとに記憶をなくした青年(三浦春馬)が流されてくる。
心優しい女の子(木村佳乃)の願いによって一緒に暮らすようになる。部族は違っても共存はできるのだ−−と。
しかし平和な日は永遠には続かず、日の本の国からやってきた兵隊たちに土地を侵略され、武器を持たない民は殺されていく。
土地を焼かれ男を殺され、後には何も残らなかった。
しかし新しく生まれた子供と心優しい女の子は未来を思って生きていこうと願う。




赤坂ACTシアター初めて行きました。
赤坂サカス(TBS)に併設した劇場で、赤坂BLIZのお隣さんでした。(赤坂BLIZは昔浜田麻里を見に来たことがある。)


セットが大掛かりですごかった。
映像を使って奥行きを出していたり、崖を表したり、大手劇団はやはり違う。
まぁチケットも高かったけどね(^^;


今回の劇には前述の主催者2人のほかに、三浦春馬木村佳乃音尾琢真(TEAM NACS)が出演しているのが売りでした。が、席は遠くてほとんど顔の判別はできませんでした...( = =)


岸谷、寺脇、三浦の3人の生身の殺陣は素晴らしかった。
席が遠かったのが残念!近くで見れたらすごい迫力だっただろうなぁと思う。


ひとつだけこだわったのは、最後にサージャ(寺脇)とトド(岸谷)が死んでしまうのだが、トドの死は泣くまいと涙をこらえた。トドは記憶が戻ってそれまで優しくしてくれていたサージャたちに刃を向け、サージャを殺したのだから、トドが死ぬことに涙するのはおかしいと思ったから。トドは自分の考えを変えて共に歩んでいくチャンスもあったのにそれを自ら捨ててしまったのだ。しかし考えを変えられないことも時代のせいと言えばそうなるのだろうか?時代が違っていればトドもサージャも死なずにすんだのだろう。


お話はシンプルだったけどその分演出が派手でセットが豪華で歌あり踊りあり演奏ありで楽しませてくれた約3時間。あっという間の出来事でした。