最初から最後まで号泣だぜ。

龍馬伝」。
上の日記で「以蔵くんが大変なことになってます。」って書いたけど、もう本当に最初から最後まで号泣だった・・・。


牢屋の中でぼんやりと目の焦点も合わない以蔵。
「先生・・・龍馬・・・あの頃は楽しかった・・・」とぽつぽつとつぶやく(すでにやばいかんじ)。
脳裏には昔の思い出が走馬灯のように過ぎって行く(龍馬と再会したときの、あのキラキラした目をした以蔵の映像。かつてはあんなに溌剌と未来を夢見てキラキラしていたのに。もう戻れない過去を思って泣けと言わんばかり・・・あの映像を流すのは卑怯だ!)。
そこに差し出された半平太からの饅頭。
弥太郎の手のあまりの激しい震えから何かを悟る(このあたりの健くんの目の演技、神!)。
もう動かない体を必死に引きずり引きずり手を差し出し饅頭を受け取る以蔵。
まるで大事な宝物か何かのように両手に包んでいる(ここの演技最高!もう涙腺大決壊!)。
饅頭を手にしながら以蔵は何を考えていたのだろう。とか考えると切なすぎて胸がぎゅっとなる。
今までの想いとかこれからの未来とか希望も諦めもすべて飲み込んで、それを口へ運ぼうとする。
しかし弥太郎は饅頭を無理やり取り返して逃げてしまう。
それへ向けて「饅頭をくれ・・・わしはもう死ぬために舌を噛み切る力もない・・・」って大号泣!うわ〜ん!以蔵!健くん!!
普段、ドラマや映画を見てて涙が出るときは、周りに悟られないよう(恥ずかしいから)気を使っているのですが、今日はもうそんなこと考えていられなかった!感動した!健くんの演技は神だった!


それとは別に海軍操練所が閉鎖になったときの勝先生の言葉にも感動した。
志半ばを絶たれて、悔しくて、情けなくてしょうがない。でも、閉鎖という暗い事実だけに囚われないで、操練所のみんなにかけた言葉がよかった。「お前たちはこれからだ。これから、なんにでもなれるし、どこへでも行ける」と。うわ〜ん!絶対可憐チルドレンで皆本が言っていた言葉に通じてる!私、この言葉が本当に大好きなんです。だから、勝がそう言ってへこんでいるみんなの胸に希望の火を灯してくれたのがすごい嬉しかった。


あぁ「龍馬伝」は今の人に向けてもいろんな熱いものを伝えてくれるなぁ、と思う。
大河ドラマはいつも途中で見るのを挫折してしまうのだけれど、今回は挫折しなくて本当によかった。