三菱一号館〜それは夢か幻か。

お仕事をしていたら、急に素敵カフェでお茶がしたくなった。
本当は下町散策をしつつ、レトロカフェでお茶なんて素敵だなーと思うのですが、この暑さで下町散策なんてしたら死ぬ!死んじゃう!
そこで、せめてレトロカフェでお茶できるところを探してみたら、三菱一号館のカフェがヒットした。
そういえばオープンしたんでしたっけ?


というわけで、週末は素敵カフェに出かけてきました。


三菱一号館

実はこの建物は、今年復元オープンした美術館です。
オリジナルの三菱一号館は、保存運動をしていた矢先、文化財に指定されてしまうと建て直しなどが面倒になるからと言う理由で、一夜のうちに取り壊してしまった過去があるもの。それを今になって図面や写真をもとに忠実に復元したのだそうです。今更復元するって何考えてんの?ってかんじもしますが・・・。ただ、避雷針やドーマー窓などは職人の粋を極めた一品。手作業で作られたという点で素晴らしい。ドーマー窓は生銅板で作られており、これから自然に緑青が生えるのを待つそうです。


  
(左)階段の急斜も復元。
(中)避雷針。カーブも手作り。
(右)ドーマー窓。銅板を金槌で叩いて作られた。


  
内部の写真。あんまりゆっくり見られなかった。
折角行ったので美術館にも入ってみた。三菱を創業した岩崎家の所蔵品の絵画、書籍、陶芸品などが展示されていた。
昔の建物を復元した美術館なので、ひと部屋ひと部屋が小さい。そこに結構な来場者なので混雑した印象でした。もう少し人がいなかったらゆっくり楽しめたな〜。この混雑は、オープンしたてというのもあるかもしれないけど、龍馬伝ブームも影響してるかもしれませんね。



中庭から見上げたところ。
中庭は緑が生い茂っていて、休憩にぴったりでした(暑かったけど)


cafe・1894
  
お待ちかねの素敵カフェ。
往時は銀行の受付とフロアだったところをカフェにしているらしい。天井が高い。
結構な人が待っていたけど、今日は待つ覚悟をして来ていたから苦にならなかったし、思っていた以上に人の動きがよくて、あまり待たずに入ることができた。
(写真右)ちょっとわかりにくいけど、銀行の受付窓口になってます。



ケーキセット。
美術鑑賞した後に、素敵カフェでコーヒーと一緒に優雅なひと時。今週の夢が叶いました。




あと50年くらいたったらまた相方さんと来てみたい。その頃には立派な緑青が生えていて、赤煉瓦も風情ある風に風化しているかもしれない。




≪おまけ≫
こちらも復元工事中の東京駅。いよいよ外装に着手したみたいです。来年完成予定のはずなのですが間に合うのでしょうか?